「セーラー服」が元々日本では体操服として着用されていたのをご存知ですか?後に「日本女子体育の母」と呼ばれる女学校の教師、井口阿くりが教育学研究のためアメリカへ留学した時のこと。3年の留学を経て1903年に帰国する際、セーラー型の上衣を持ち帰ったということです。阿くり他が体育教師にむけてのテキストとして著した『体育之理論及実際』において、女子学生に対し上衣を「セーラー式」とした体操服を推奨しています。最初は体操服として日本に渡ってきた「セーラー」ですが、1920年代に私立の学校で制服として採用されたことで今に通じる「女子学生服のセーラー服」が広まっていったようです。1980年代に学生服のモデルチェンジをする高校が増えるまで、大多数の女子学生が着用していた「セーラー服」。現在はブレザースタイルの学生服に採用数では押されているものの、「セーラー服」は今でも女子学生のシンボルであり代名詞であると言えます。さわやかで誰にでも似合うということはもちろん、ブレザーと違ってその時にしか着ることのできない「学生らしさ」を彷彿とさせることがその理由といえるかもしれませんね。